「食物アレルギーっ子育児」をやっと言葉にできるようになった

アレっ子ママの頭と心の中

我が家には、食物アレルギーの息子がいます。
アレルギーの息子がいるからこそ見える風景があり、アレルギーの子供がいるからこそ見える家族の優しさがあります。

「アレルギーって大変だよね。でもさ、嫌なことばかりじゃないよ。」
そんなことを言いたくて。
自分にも言いきかせたくて。

「不自由から見える本当の豊かさってあるよね?」
という自問自答を形にしたくて。

そんな思いが強くなり、このカテゴリーを開設(移転)しました。

(ここで私がテーマとすることは食物アレルギーですが、食物アレルギーに限らず、みなさんが抱えている問題にも重ねて考えてもらえることがあるかもしれない。
そう思い、改めて記事として更新することにしました。)

不安しかなかった息子の小学校入学

2014年、息子の小学校入学。
正直、完全自校式給食だった幼稚園と違い、小学校はわがままを通すわけにはいかない環境です。

小学校入学前には校長先生や教頭先生、保健の先生と面談もありました。
特に給食はまわりと歩調を合わせなくてはならないため、窮屈な生活になると覚悟していました。

ですが、私が入学前に構えていた重苦しい力みは、今はほとんどありません。
カチカチに考えすぎていたあの頃の私に、「大丈夫だよ〜」と声をかけてあげたいくらいです(笑)

 

かつて、息子がアレルギーということを私は周囲にあまり公言していませんでした。
「息子のアレルギーについて知ってもらいたい」
そう思っていても、なかなか勇気が出なかったのです。
余計な気を使わせてしまうのではないか、と・・・。

ですが息子が小学校へ入学したのをきっかけに、周囲のお母さんたちが「最近アレルギーはどんな感じ?大丈夫?」と聞いてきてくれることが多くなりました。

その嬉しさったらもう!

アレっ子ママさんだったらきっと感じてもらえると思います、この安堵感。

縛られていた両手の手錠が一気に外れたような、
外への扉が開かれたような、
外へ踏み出す許しを得たような、
そんな気持ちでした。

「聞いてもらえる!聞いてくれるんだ!」そう思いました。

 

それからの私は息子がアレルギーに接触することを回避するため、どんな小さなことでも前もって危険を周囲に伝えておくことを意識しました。

これも「聞いてもらえる」という安心があったからです。

アレっ子ママさんにきいてみたい「ねぇねぇ、こんな経験ない?」

誰かのひとことで、パッと目の前がひらける解き放たれた感。

私の気持ち、わかってもらえてる!と安心する感覚。

心を開くきっかけがなくて、小さくなってしまう経験。

アレルギーの雑談や相談をする相手がいなくて、疲れきってしまう経験。

前は全然平気だったのに、アレルギーを理由に子供と一緒の食事を断り続けることで、いつの間にか人の輪のなかに入っていくのが苦手になってしまった。

いろいろに消極的で臆病になってしまっていた、気づかないうちに。

アレルギーに敏感になりすぎて、マイナス思考になりがちになってしまった・・・。

そんなママさんたち、いるんじゃないかな。
実はこれ、全部私が経験したことなんです。

誰にも言えなかった、食物アレルギーのこと

かつての私は「アレルギー」というものを特別視して自分で囲いを作ってしまい、誰にも相談できない日々が続きました。
息子のアレルギー育児について、勇気を出してやっと絞り出して言った言葉を軽く流されるのも嫌だったし、大袈裟だ!考えすぎだ!と言われるのも怖かったのです。

 

一方、アレルギーの知識に関しての情報は、ネット上にはたくさんたくさんありました。
ピッタリマッチする情報はなくても、ちょっと想像すれば解決できそうな答えはパソコンを開けばいくらでも見つけることはできました。

けれども、リアルな感情を載せている情報はほとんどありませんでした。

みんな理路整然としたまとめ記事や、無責任な表向きな内容のものばかり。
ヘタすると、ホンネを通り越して過度に騒いでいたり、的外れな関係ない怒りがそこにあったり、早すぎる諦めモードばかりだったり。

自分に有益になりそうな情報を見つけたくてパソコンを開いているのに、いや、もっと言ってしまえば自分が楽になりたくてホッとできる何かを掴もうとしているのに、目に飛び込んでくるのはアレルギーへの恐怖心をあおるものや、都心に集中した病院の話題ばかりでした。
(地方に住んでいる人はどうしているんだろう、といつも感じていました。)

 

そこで私は、アレルギーに関してのメンタルをシェアできるような場所があったらいいな、もっと読んでいて前向きになれるような内容をシェアできたらいいな、と思い記事を書き始めました。

こうして気持ちにフォーカスしたアレルギー記事は、やがて、
私の中から表へ出すことができなくなってしまった渦巻いているアレルギーへの感情を、言葉で成仏するかのようになりました。

私を大きく変えたアレルギーの存在

息子のアレルギーは食べた場合はもちろん、アレルゲンを口に含まなくても空気に触れるだけで症状が出てしまいます。

息子の場合は隠し味としてアレルゲンが含まれていることが多いため判断も難しく、症状も呼吸困難になり命に関わるという、一発が大きい症状が出ることもあります。(これをアナフィラキシーといいます)

これまで私はアレルギーから息子を引き離すために、つきっきりで全力で自分の歯車を回し続けてきました。それが私の中で「正しい」とされていたのです。

ですがある時、思いました。

 

ずっと息子の近くにいて、アレルギーのことを考え監視している毎日だけが正解じゃない。

息子の人生の主人公は息子本人。
息子には息子の歩く道がある。

アレルギーばかりに気を取られている人生にしてはいけない。

アレルギーという水たまりを避ける術を一緒に考えつつ、もっと膨大で楽しい未来に思いを馳せるべきだ。
目先の水たまりに怯えてばかりでは、未来は広がらない。

それを息子に気づかせてあげるのが、私の役目なのかもしれない。

 

こんな思いを抱くようになりました。
(一方「私はいままで息子を縛りつけていなかっただろうか」とも。)

それからです。少しずつ、今までよりも広角な視点で物事を見れるようになったのは。アレルゲンを避けることばかりに気を取られていた自分を、やっと客観的に見られるようになったのです。

 

食物アレルギーだからこそ、見える風景がある。
食物アレルギーだからこそ、発揮できる力がある。
窮屈なときもあるけれど、みんなで理解しあって共存していけば、見過ごしていたであろう足元の大切なものも、きちんと拾い上げることができる。

これはアレルギーに限らず、暮らしのなかでも同じことがいえます。

このように、アレルギーから気づき得ることはたくさんあるのです。

いろんな「わたし」をボーダレスに楽しむ暮らし

息子とアレルギーとのバランスを考えはじめたとき、今までほとんど見えてなかった「私自身(自分)の在り方」も見えはじめました。

妻・ママ・私。

毎日の暮らしの中で女性はいろいろな役割があるけれど、それらはすべて「わたし」というプレートに乗せられた、自分を作る大切な“素材”たち。

そんな“素材”を、ボーダレスに味わい楽しんで暮らしていきたい。

 

妻な自分も、ママな自分も、隣のmayuさんも、アレっ子ママもすべて「わたし」。
それ以上でも、それ以下でもない私を楽しんでいきたい。

そんなことを思いながら、日々過ごしています。

 

人とのコミュニケーションや、本や、ノートや、手帳や、時間の歩き方、自分の感覚を屈指して、心地よく過ごすヒントを探りながら、これからも更新していきます。

よろしくお願いします!

(おまけ)1度でいいからポップコーンというものを食べてみたい、と泣いていた君の行方

さて、冒頭の写真ですが。

これは、息子が幼稚園入園前にディズニーランドへ行った時の一コマです。

本当はディズニーの空気に触れるのもヒヤヒヤだったのですが(チョコのアイスや、クレープ、遠くからやんわり風に乗ってやってくるポップコーンのいい匂いなど、危険がいっぱい)、薬を飲んで準備万端で出かけていきました。

想像はしていましたが、みんなが持っているポップコーンに、息子は一度でいいからポップコーンというものを食べてみたいんだ!と泣き叫んでいました。

「一粒の半分くらいあげても大丈夫なんじゃないか・・・」

そんなに泣くなら、と私も頭の中を一瞬ゆるみがよぎったのですが、ディズニーにまできてアナフィラキシーを起こしてしまったら、夢の国の思い出そのものが台無しになってしまうことを恐れ、ポップコーンは断念させました。

アレルギーでちゃって、ミッキーやミニーが悪魔に見えてしまったら大変(笑)

(いつもの口ふさぎ「おせんべい」でガマン)

 

そんな息子ですが、2014年のディズニーではポップコーン(塩味)をクリアしました。
(キャラメル味はまだストップです)

「うめ〜!!!」
ポップコーンがたんもり入ったバケットを持ち、立ち止まっては食べ、立ち止まっては食べ。

「嬉しい♪嬉しい♪」を撒き散らして、満足そうに肩からかけていたのが印象的です。

 

注意)食物アレルギーの情報サイトではありません!

ここで記されていることは、食物アレルギーを背景に存在する、いち家族の記録です。

食物アレルギーの最新医療情報サイトではありません。

ですので、記載される情報にズレがあるかもしれませんし、我が家だけに通用するルールも存在するかもしれません。
ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

免責事項

アイテムの効能やアレルギー症状は、個人差がありそれぞれ異なります。
ここに挙げるものは、リサーチ情報以外にも、私の個人的に感じた得た内容も含まれます。

出来る限り正確な情報を記載できるよう、万全の努力をしておりますが、内容の正確性、信頼性等につきましては、保証するものではありません。

読者様のご判断と責任におきましてご利用くださいますよう、お願い申し上げます。

 

 

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